二人きりの体育倉庫





「あの・・どうかなざいましたか?」
「・・・・・。」




今この二人の状態。
が司馬に押し倒されている状態。

そもそもこうなってしまったのは かれこれさかのぼる事1時間。





「あれ?司馬くんじゃないですかっ!」

「・・・・!」

無言でのほうを振り返る。
そこには司馬くんが密かに思っていた同じクラスのがいた。



「奇遇ですねぇ〜まさか体育倉庫で会うなんて。」

無言で首を縦に振る司馬。


「司馬くんはこんなとこで何なさってたんですか?」
「・・・っ・・・。」


・・恥ずかしくてなにもしゃべれないらしい・・。
ガンバレ司馬くん。
それに気づいたのかはニコっと笑って



「あっ、もしや男子は今体育サッカーなのでボールをとりに・とか・・・?」

笑顔にポーッとしている司馬。
返事をするのを忘れていた。


「あれっ、違いましたか?」

やっと気づいて大慌てで首を横に振る。


「私は跳び箱とりにきたんですよー、体育委員なんで先生がもってこいって。」

女の子・・しかも1人にあの重い跳び箱を持ってこいだなんてなんてひどい先生だ。
密かに司馬はそう思った。


がよいしょっと跳び箱を一つ持ち上げると















ガクンッ・・・














「きゃっ・・・!!」

「あ、あぶないっ・・・!!!」






ガンガラガッシャ―――――ン。




跳び箱がバランスをくずしてに向かって落っこちてきたのだ。
密かに思う
さようなら私の人生。

「・・・・・?」


思ってたほどいたくない・・。
というか全然平気だ・・・。


おそるおそる目をあけると目の前には司馬がいた。


「し、しししし司馬くん!?」

顔を真っ赤にして驚く


「・・・大丈夫・・・?」


その状況をよくみると司馬が雨のような跳び箱をかぶったらしい。
上に司馬がいるのでは跳び箱にあたらなくてすんだのだ。


それが押し倒したような状態になっているのだ。

「ありがとうございますっ!大丈夫です。」
そういってニコっと笑う
「・・・・・・。」
照れてますよ、司馬くん。



「私、司馬くんの声初めて聞きましたよ〜。なんだか感動です!」



「・・・・・・・・・・!!」





カァアアアァアァア・・・・・・・・・・





「あの・・どうかなざいましたか?」



そして戻る。


「えっと・・・いや・・あの・・・・・・」


ボソボソという司馬。
その様子をニコニコを笑って見る


とりあえずの上からどく司馬。
二人は体育着の汚れを払う。

「・・・いつっ・・・・」


「ふぇ?・・・あっ・・!!!!」

司馬の声に反応してが司馬を見ると背中から血がでていた。
じわじわと体育着を赤くしていく。


「ご、ごめんなさいっ!!!!大丈夫ですかっ!?」
司馬は苦笑しながらうなずく。


「ウソ・・つかないでください・・!大丈夫なわけ・・ないじゃない・・・・!!!」


(じゃあ聞くなよってつっこみはなしね☆byみつる)





ポロポロ・・・




「ごめんなさい・・ごめんね・・・・っ!!」



ポロポロポロ・・・・・



動揺する司馬。


「えと・・大丈夫・・・だから・・・泣かないで・・・?」
「大丈夫じゃないよぉ〜〜〜・・・本当にごめんなさい・・・っ!!」






ぎゅっ・・・・






あたたかいものにつつまれる


「・・がいれば平気・・だから・・。心配しないで・・。・・泣かないで・・・。」
司馬が一生懸命しゃべる。

真魚は感動で余計に涙がでてしまう。




・・・・・・スキ・・・・・・・・




「えっ・・?」
司馬が驚いてのほうを見た。
顔が下を向いててどんな顔かはわからない。


下をうつむいたまま

「私・・司馬くんが・・好きです・・・・。」




「!」


「大好きな人にこんなひどい怪我・・させちゃうなんて・・・」


背中をそっと触りながら涙をまた流しだす。



「・・・・・僕も・・・・・。」



・・・・・・・・はい?
えっと・・今何おっしゃいましたでしょう・・?(日本語変)
司馬くんは・・・。



思考回路ショート寸前一分前。


「・・・・あの・・・?」

「僕も・・が好き・・・・。」













初めて呼んでくれた名前。




・・・・・!!



「!!???!!?!??」

「・・・・・・・」



司馬くん!?
今何を!?
えぇええぇ!??




完全に思考回路ショート。



「ししししししし司馬くん!!!?」


「・・・・・これで怪我させたのなしだから。」


「ふぇえぇええ!??」











キス。

ファーストキス。

でも・・司馬くんなら、いいかな。


なーんてね。













「あのさ・・・」

「はい?」

「名前・・葵・・でいい・・・・。」

「えぇ・・!?〜〜〜・・あ、・・・・あお・・・あお・・・あおぃ・・・。」

ってかわいいね。」



「司馬く・・・・葵がこんなに喋ると思いませんでした・・。」

「・・だけになら。」














体育倉庫からでるともう授業は終わっていて
二人が怒られたというのはまた別のお話。













End

















書きならぬ反省文



みつる「初ミスフルドリームは司馬くんでした〜〜☆」
 司馬「・・・・・・。」
みつる「司馬君、感想は??」
 司馬「・・・・・・・・・。」
みつる「・・・司馬く〜ん・・?(焦)」
 司馬「パクパクパクパク(口パク」
みつる「なになに?部活あるから行くって?おぉ〜〜感心だねぇがんばれ!!」


みつる「ってちょぃ待て〜〜!!!質問に答えてないよ!!・・ってもういないし・・。(寂」










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